高知中央高校では9月1日、防災の日にあわせてシェイクアウト訓練を実施し、防災学習にも取り組みました。

　 シェイクアウトは、アメリカで始まった新しい防災訓練です。この訓練では地震を想定し、自分の身を守る行動を一斉にとります。高知県では、南海トラフ地震対策推進週間に合わせて、県民一斉に取り組むことにより、一人ひとりの防災意識の向上に役立てようと、県内企業や自主防災組織、学校関係機関などで実施されています。 

　緊急地震速報が流れた後、生徒たちは机の下に素早く避難し、約1分間安全確保の姿勢を取り続けました。

　その後の防災学習では、避難生活を過ごす際に役立つ折り紙づくりに取り組みました。フードバックづくりでは、教員も生徒と一緒に折り紙に取り組み、時には生徒が先生に折り方をアドバイスする場面も。折り紙は作り上げたときの達成感を得るだけでなく、紙をつかむ・折る・ひっくり返す・形を整えるなどの作業工程を通して、気持ちをリフレッシュする効果も期待されています。

　生徒たちは作成しながら「どんな時に使えるかな」「工夫したらこんな使い方もあるよね」などと考えながら、取り組んでいました。

　今回の取り組みが、生徒一人、そして各家庭の防災対策を見直すきっかけとなればと思います。